配偶者ビザが不許可になる人の共通点?
配偶者ビザが不許可になる人の共通点?
筆者は、日々たくさんの配偶者ビザの相談を受けていますが、「不許可になってしまった」と青ざめた顔でご相談いただくケースも頻繁にあります。それらのケースをよくみてみると、相談者のかたの共通点があるように感じたので、きょうはその共通点について書きたいと思います。
(ご参考:その他のブログ記事)
おおざっぱな性格?
配偶者ビザが不許可になってしまった方は、多くの場合、おおざっぱなご性格のかたが多いような気がします。
ご本人に聞くと、何も心配もせずに、入国管理局のウェブサイトを見て、書いてある書類を「まいっか?これで多分。」というトーンで適当なノリで提出し、それが致命的に見当違いなもの、求められている水準に大きく達していない、などから、入国管理局としては、整斉と不許可・不交付にしたというものです。
※例えば、写メで遠くからとった画像(そして肝心なことろが見えない)など書類の写しとして提出していたり、「どうやって生計を維持しますか?」という問いに対して「多分大丈夫です。」のように質問に全く答えていない痕跡などをみると、「これはさすがに許可したくてもできないろうなぁ。。」と感じるものです。
そして、入国管理局はどんな内容の申請でも「受付だけ」はしないといけないので、窓口では「受付はします。(=結果はわかりません。)」といっているはずなのですが、当のご本人にとっては「受付はします。=大丈夫ですよ。=許可します。」と聞こえてしまっていると感じます。
(心配性で繊細な性格のかたたちのように)しっかり準備さえしておけば、すんなり通るものが、普通に通らなかったというものです。おそらくは、この記事もご覧にはなっていないと思います(笑)。
かといって、さじ加減はわかにりくい
では、そのようなご性格の方が、ご自分で対策を立てられるかというと、難しいような気がします。というのは、審査をする入国管理局や審査官によっても取り扱いが違う部分があったり、入国管理局内の人事異動が定期的にあるので、難しい性格の上司がくることもあり、実務上はかなり変化があるためです。
筆者でも、そのリスクはいつまでたってもあるので、少し気を抜くと痛い目に合うのを痛感しています。審査するヒトも人間ですので誤解や誤認をすることなどもあるところ、一度、誤解や誤認をされるとなかなかリカバーするのは難しいです。筆者もお役所ではありませんが、お役所的なノリの大企業で勤務していたことがありますので、上司や自分の凡ミスで、一度ダメなどと判定したものは、覆すにはかなりの労力が必要になると思います。
そんな中で身を守るためには、正しい法令規則やガイドラインの理解や実務運用上のさじ加減を知っており、入念に準備することが考えられるのですが、なかなかそれは難しいことなのではないかと思っています。
結論ではないのですが、心配性のご性格の人のほうが、事故は少ないかと思います。車も、安全運転で右左確認、スピード厳守、一時停止、などしているうちは事故にはあいにくいですが、慣れてきて「オレ運転うまい」なんて思う時期に大きな事故を起こすのと同じかと思います。
ちあみに私は若いころ中古のR32スカイラインを廃車にしました。
身を引き締めて頑張ります。
むらいまさかず
この記事を書いた人
村井将一(むらいまさかず)
CFP・証券アナリスト・行政書士
1977年生まれ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(三菱UFJフィナンシャルグループと米モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャー)で企業の資金調達やM&Aなどのアドバイスを行う投資銀行業務に従事。在職中、現場業務に従事しながら従業員組合中央執行委員として職場内の外国人や女性の活躍などのダイバシティ推進、労務環境改善活動に従事。
専門は配偶者ビザをはじめとする外国人の在留資格手続きに関わるコンサルティング及び財務コンサルティング。
休日の楽しみは、アイドル現場、散歩、夜ホッピーを飲みながら映画を見ること。ネコたちと遊ぶこと。
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