イギリスでの収入証明（PAYE源泉徴収票）
イギリスの源泉徴収制度と年間所得を証する書面
日本と同じようにイギリスにも源泉徴収制度があります。といっても、イギリスが1799年にナポレオン戦争の戦費調達のために創設した所得税の徴収が源泉徴収の起源とされ、イギリスのほうが先です。イギリスの源泉徴収はPAYE（Pay As Your Earn）と呼びます。
日本と同じように、毎月の従業員の給料から、給与所得控除（EPA）や年金（Pension）、保険（National Insurance）が、給与天引き（源泉徴収）されて、雇用主の企業等が、税務当局に金額等を調整して申告し、従業員に代わって納税をします。
PAYE Forms P60やP45と呼ばれるフォーム（通常の源泉徴収票、退職したときの源泉徴収票）などから確認することができます。
なお、イギリスでも、日本のように個人事業主やフリーランスの人は、確定申告（Tax Return、タックス・リターン）をして、所得税等を納税するように定められています。サラリーマンでも、給与以外に一定額以上の不動産所得、株式譲渡益その他の源泉徴収されていない所得がある場合は、確定申告が必要です。
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この記事を書いた人
村井将一（むらいまさかず）
CFP・証券アナリスト・行政書士
1977年生まれ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券（三菱UFJフィナンシャルグループと米モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャー）で企業の資金調達やM&Aなどのアドバイスを行う投資銀行業務に従事。在職中、現場業務に従事しながら従業員組合中央執行委員として職場内の外国人や女性の活躍などのダイバシティ推進、労務環境改善活動に従事。
専門は配偶者ビザをはじめとする外国人の在留資格手続きに関わるコンサルティング及び財務コンサルティング。
休日の楽しみは、アイドル現場、散歩、夜ホッピーを飲みながら映画を見ること。ネコたちと遊ぶこと。
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