高度専門職ポイントの変化が永住申請に影響がありますか?
Q: 29歳で高度専門職ビザを取得した人が、その後30歳になり年齢ポイントが5点減少し、合計点が70点未満となった場合、高度専門職ビザは取り消しされますか?また、永住申請にはどのような影響がありますか?
高度専門職ビザの点数は常に70点以上を維持する必要がある?
高度専門職ビザ(HSPビザ)を取得するためには、申請時に70点以上のHSPポイントが必要です。しかし、一度ビザが許可されれば、その後の在留期間中に常に70点以上を維持する必要はありません。つまり、30歳になって年齢ポイントが5点減少した場合や、年収が下がった場合でも、すぐにビザが取り消されるわけではありません。ただし、ビザの更新時に合計点が70点未満となった場合、更新が認められない可能性があります。
永住申請への影響
永住申請を考えている高度専門職ビザ保有者にとっても、年齢によるポイントの変動は影響を及ぼす可能性があります。特に永住申請中に30歳、35歳、40歳などの節目でポイントが減少し、基準を下回る場合は、申請が不利になる可能性があるため、専門家への相談が推奨されます。
雇用主がスタートアップや小規模企業の場合の注意点
雇用主がスタートアップや規模の小さい会社の場合、入国管理局は申告された見込み年収や給与支払い能力について厳格に審査します。これは、友人や親族が経営する会社を利用した虚偽申告が問題視されているためです。虚偽の収入申告は移民法違反に該当し、高度専門職ビザや永住申請の取り消しにつながるリスクがあるため、特に注意が必要です。
高度専門職ビザの維持と永住申請を成功させるためのポイント
- ポイント維持の工夫: 更新時に70点以上を確保するため、資格やスキルの取得、年収アップを図ることが有効です。
- 正確な情報の提供: 申請書には正確な情報を提供し、見込み年収や実際の就労内容が適切に反映されているか確認しましょう。
- 専門家への相談: 永住権の取得やビザの更新に不安がある場合は、早めに専門家へ相談し、申請がスムーズに進むよう対策を講じましょう。
Professional
Masakazu Murai
Immigration consultant, Financial advisor
18 years experience in Investment Banking at Mitsubishi UFJ Morgan Stanley. He had provided financial advisory more than 500 entrepreneurs and senior management.
During his tenure, he worked as an employee union executive committee member in promoting diversity, including the active participation of foreigners and women in the workplace, and engaged in activities to improve the working environment. He specializes in consulting and financial consulting on the status of residence for foreigners.
Gyoseishoshi Immigration Lawyer
CMA(Japanese financial analyst license)
CFP (Certified Financial Planner)
Master of Business Administration in Entrepreneurship (Hosei Business School)