高度人材の永住許可サポート(東京・港区赤坂) | Permanent Residency Application for Highly Skilled Professionals, Akasaka Tokyo

コンチネンタル国際行政書士事務所(東京・港区赤坂):高度人材の永住許可サポートデスク | Permanent Residency Consulting for Highly Skilled Professionals

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New Highly Skilled People status?

高度人材に新しい在留資格?

先日、外国人の「高度人材」の受け入れ拡大のため、日本政府が新しい枠組み(在留資格)をつくるというニュース報道がありました。

直近2021年には、(香港デモによる金融機関の香港撤退などを踏まえ?)投資運用業務などの一部の金融業務に従事する外国人の日本への受け入れ強化などの施策(ポイントの加算、家事使用人帯同の緩和など)も打ち出されていましたので、追加的に拡充を図るものになります。

 

修士以上の学位を持ち、年収2000万円以上のものに1年で永住許可?

報道ベースでは2つあり、1つ目は「修士以上の学位を持ち、年収2000万円以上の人に1年で永住許可を与える」というものです。しかし、これが効く薬になるのかは懐疑的です。

そもそも、現行制度でも修士以上の学位を持ち、年収が2000万円以上の外国人は、高度専門職ポイントが80点以上あり、最短1年で永住許可を取得できるからです(筆者の携わった事例も多くあります)。もはや先進国の中で給与水準の高くない日本で、年収2000万円以上も稼ぐ外国人は、職歴も相応に長く「職歴加点」も得られるほか、加算対象校となる大学(海外や日本の有名大学など)を卒業しており、そもそも条件を満たしている確率も高いです。

ゆえに実態としては、現行制度とあまり変わらず、効き目は薄いと考えられるので、やるのであれば、ニーズの高い母国からの両親の呼び寄せまたは帯同OKで、修士+年収3000円以上(本邦での支給額のみ)+本邦に所在する金融機関へ1億円以上の金融資産があること、などにしたほうが効き目があるような気がします。条件が厳しくなっているのは、日本国内の医療費や社会保障費のひっ迫する日本政府が、外国人の老親(高齢者)の滞在を認めやすくするためです。日本人の高齢者だけでも負担しきれないとひーひー言ってます。。。悲しい

なお、実際に、外国人金融マンの日本への招へいは、あまり(ほとんど)進んでいない気がします。

というのは、もともと、金融マン自体が、学歴(MBA、修士以上、トップスクール出身など)や高年収(ポイント計算表の上限得点である年収1000万円以上は通常20代のアソシエイトでも可能です)などでポイントが高く出る属性であり、一部の金融業務に10点足されたところで、100点が110点になるようなことが頻発するほか、(人数の多い)有価証券のセールス業務や投資銀行業務などが除外されており、対象人数が限定的となっているからなどが原因と思われます。

 

 

米アイヴィーリーグ、北京・清華大などのトップスクール出身者に在留資格

2つ目は、グローバルトップ100などに入る大学を卒業した外国人に、日本での就職活動などをする在留資格を付与するというものです。米アイヴィーリーグなどのトップスクール出身者による「自分探しの旅 in Japan」といったところでしょうか。

筆者はこれには賛成です。
日本には「外国人から素敵」とされる文化やことば、地域社会、自然などの財産がたくさんありますから(もちろんこれはどこの国でも沢山ありますが)、自分探しの旅で、日本の「好き」を見つけてもらい、高度外国人材に日本で定着してもらうことにつながるからです。

グローバルのトップスクール出身者が、就職、起業、恋愛の世界に入ってくれば、日本での競争が加速し、迎え撃つニッポン人の若者も「もっと頑張る!」必要を感じるようになることも考えられます。ガンバレ!ニッポンの若者!!※わたしはさておき。。。

筆者は、日常で、グローバルのトップスクール出身者と接する機会が多いですが、彼ら/彼女らは、概して「日本が好き」な、いい意味でちょっと変わった人たちなのです。「ひらがなの曲線美にビビッときた」「アニメが大好き」「黒髪美人の日本人奥さんが大好き、極東でも南極でもついて行く!」「ボクは温泉がないと生きていけない」などの理由から日本に滞在しているのです。

例えば、日本と米欧のトップスクール出身者の平均給与などを比べてみると、エコノミクスでは(母国に居たほうが高給を稼げるので)日本に居る理由は無いわけで、そのようなちょっと変わった理由になるのです。勿論、「母国の政治体制が自分は嫌だ。自由が欲しい!」などの正当な理由もあります。

そして、彼/彼女たちは、「日本が好き」なので、日本語も驚くほど速く身に着けます。英語圏なのに、フランス語圏なのに、N1、もざらです。世界のトップスクールを卒業できるくらい勉強が得意なので、昔の日本の海軍士官が英語が得意だったのと同じく、普通の人よりも習得が早いのかもしれません。うらやましい。

 

まとめ

ということで、近々、上記の具体的な制度設計がなされる計画ですが、あたらしい制度ができましたら、積極支援をしていきたいと思います。モラトリアム・自分探しの旅、わたしもしてみたいですね。

わたしのような中年のオッサンはもう死ぬまでできないですが。。。

時間、財、若さ、夢、希望、、、はぁぁぁ。

 

日本証券アナリスト協会検定会員
行政書士
村井 将一

 

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