家族に内緒で国際結婚!配偶者ビザ申請で注意すべきポイント
外国人と結婚することが両親・家族には言えず、親族には内緒で国際結婚をします。配偶者ビザに影響はありますか?
婚姻の真実性に疑義が生じ、不利な影響が生じる可能性があるため、その分しっかりと立証や証明をしていくこととなります。
国際結婚することを家族が知らない場合の配偶者ビザ申請
「●●●人なんかと結婚するなんて許さん!」
「訳があって親子の縁は切っている、連絡はできない/したくない。」 など
外国人との交際や結婚を両親・家族から反対されている。または親子が絶縁状態にあるなどの場合で、親族には内緒で国際結婚をして配偶者ビザを申請しようとするケースがあります。そのような場合に、配偶者ビザの申請に影響が出るかどうかが問題になります。
結論から言うと、配偶者ビザの審査には、ネガティブな影響が生じ、不許可とされる可能性もありますので、十分な注意が必要です。
配偶者ビザと結婚の真実性
配偶者ビザを取得するためには、結婚の真実性(=偽装結婚ではないこと)が確認されます。入国管理局に提出する「質問書」には、両親や兄弟姉妹などがこの結婚について知っているかどうか、双方の親族の住所・連絡先を記載する欄があります。
多くの偽装結婚事件では、偽装結婚したことを両親や兄弟姉妹などの親族は知りません。一方で、社会通念上、結婚をするときは、両親や兄弟姉妹などの親族が結婚について知っていることが一般的です。もしも、結婚を反対していたとしても、(反対をするからには)どのような人と結婚をするかは知っていることでしょう。
そこで、家族が誰も今回の国際結婚を知らない場合は、偽装結婚の疑義が生じることとなります。特に、配偶者が過去に偽装結婚の多かった国の出身者の場合、年齢差がある場合、スピード婚(実際にあった回数は少ない)の場合、在留不良がある場合など、の場合は慎重に審査がされることとなります。入館審査官が記載された連絡先などに確認の連絡をすることもあります。連絡されるのが嫌で、空欄で提出することや、虚偽の住所や連絡先を記載した場合は「申請内容に疑義アリ」として不許可理由になりますので、絶対にやめてください。
家族に内緒のまま配偶者ビザ申請をする場合
家族に内緒のまま配偶者ビザを申請する場合、その経緯や合理的な理由を「文書(理由書)」で入国管理局審査官へ説明する必要があります。審査官と対面や電話で直接話す機会は原則ありませんので、口頭で説明をすることはできません。文書でで原則一度で説明をして理解をえられるようにしなければならなりません。文書での説明に慣れていない人は、しっかりと事実や状況を伝えることが出来ずに誤解をされて配偶者ビザが不許可となってしまうこともあります。
説明をする内容は、その人のシチュエーションによって個別に考えていくことになりますが、家族に内緒にしなければならなくなった経緯、今回内緒にする合理的な理由、内緒にしている家族以外に今回の自分たちの結婚を知っている人の有無、その他結婚の真実性を示す事実と証拠のなど、が考えられます。
コンチネンタルのサービス
家族に内緒で配偶者ビザを申請しようとする場合、文書での合理的な説明やその疎明などの主張立証には特に注意して臨む必要があります。コンチネンタルでは、お客様の個別の状況をお伺いして、入国管理局に対し合理的な理由を説明し、真正な結婚であることについて、個別の状況を踏まえて主張立証を行っていきます。入国管理局から誤解や誤認をされるリスクが軽減し、配偶者ビザが許可される可能性が大きく高まります。ご心配な方は遠慮なくご連絡ください。
この記事を書いた人
村井将一(むらいまさかず)
CFP・証券アナリスト・行政書士
1977年生まれ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(三菱UFJフィナンシャルグループと米モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャー)で企業の資金調達やM&Aなどのアドバイスを行う投資銀行業務に従事。在職中、現場業務に従事しながら従業員組合中央執行委員として職場内の外国人や女性の活躍などのダイバシティ推進、労務環境改善活動に従事。
専門は配偶者ビザをはじめとする外国人の在留資格手続きに関わるコンサルティング及び財務コンサルティング。
休日の楽しみは、アイドル現場、散歩、夜ホッピーを飲みながら映画を見ること。ネコたちと遊ぶこと。
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