旧パリ大学構成校で、現在、高度専門職の加点対象となっている大学
旧パリ大学構成校で、現在、高度専門職の加点対象となっている大学
パリ大学(Université de Paris)は、その起源は12世紀頃とされるフランスでは誰もが知る名門大学で、1970年以降は第1から第13まで単科大学として運営されてきました。しかし、近年、2008年からパリ大学構成校の一部の離脱や統合が行われました。
したがって、旧パリ大学構成校で、現在、高度専門職の加点対象となっている大学を確認・判定することは時に難しいこともあります。
HISTORY
- 2008年 パリ第9大学が離脱、他大学とPSL研究大学(Université PSL)を創設
- 2018年 パリ第4大学とパリ第6大学が統合:ソルボンヌ大学(Sorbonne Université)を創設
- 2019年 パリ第5とパリ7大学が離脱・統合しパリ大学(Université de Paris)を創設
- 2020年 パリ第11大学が他大学とパリサクレー大学(Université Paris Saclay)を創設
現在のパリ大学の構成校(赤字が対象校)
日本の高度専門職加点対象校は、旧パリ大学の構成校の中から、ソルボンヌ大学(Sorbonne Université)、パリPSL研究大学(PSL Research University Paris)、パリ=サクレー大学(Université Paris-Saclay)となります。例えば、旧パリ第4大学、旧パリ第6大学で学位を取得した人は、加点対象になりえます。
パリ第1大学
パリ第2大学
パリ第3大学
旧パリ第4大学:現、ソルボンヌ大学(Sorbonne Université)
パリ第5大学:現、パリ大学(Université de Paris)
旧パリ第6大学:現、ソルボンヌ大学(Sorbonne Université)
パリ第7大学:現、パリ大学(Université de Paris)
パリ第8大学
旧パリ第9大学:現、パリPSL研究大学(PSL Research University Paris)
パリ第10大学
旧パリ第11大学:現、パリ=サクレー大学(Université Paris-Saclay)
パリ第12大学
パリ第13大学
なお、 フランスでいうと、University of Paris Cité、Ecole des Ponts ParisTech、Institut Polytechnique de Paris などもの学校も対象になります。また、それとは別に仏国内で有名なInsead Business SchoolのMBAコースは、専門職学位(MBA)として加点される可能性があります。
この記事を書いた人
村井将一(むらい まさかず)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(三菱UFJフィナンシャルグループと米モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャー)で企業の資金調達やM&Aなどのアドバイスを行う投資銀行業務に従事。
在職中、現場業務に従事しながら従業員組合中央執行委員として職場内の外国人や女性の活躍などのダイバシティ推進、労務環境改善活動に従事。専門は外国人の在留資格手続きに関わるコンサルティング及び財務コンサルティング。
入国管理局申請取次行政書士・CFP(Certified Financial Planner)
日本証券アナリスト協会検定会員
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