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起業家と証券マン

(起業家との出会い)

僕が初めて社長さんという人種の人に出会ったのは新卒で証券会社に入ってからでした。それまではサラリーマンの家庭で育ったのもあり、自分の周りに起業家はいませんでした。親戚や知り合いの人たちも公務員か会社員でしたし、もちろん学生時代は周りの友達も普通の学生やフリーターでした。

(証券会社に入って)

証券会社に入ったのは、18年くらい前でしたが、当時も、IT革命だ!インターネットだ!eビジネスだ!と言われた時代でした(今や当たり前のブロードバンド、モバイルやスマホの概念もまだなかった頃です)。当時もそんな目まぐるしく変化する世の中だったので最先端の情報の中にいたいなぁと漠然とした思いがあったのと、今の人手不足の世の中からは想像できないですが、当時は戦後最悪の就職氷河期と言われていた時期で、証券会社のような野蛮で離職率の高い業界でないと僕みたいなダメ学生は採用してもらえなかったからです。

そんなこんなで入れてもらった証券会社では、新人で配属された支店で、個人の新規開拓をするのですが、やはり証券会社で金融商品を買ってくれるお客さんは老舗会社や病院の経営者が多く、この時にはじめて経営者という人種の人たちと直に接触するわけでありました。感想は「すげーオレ今社長さんと話ししてる(汗)」といった感じでした。地元の中小企業の品の良い老紳士の社長を前によく思ったものでした。

(上場を目指すベンチャー企業との出会い)

会社に入ってちょうど3年目にベンチャー企業を株式公開させる部署に異動になりました。当時は、日本の国で起業家を育成してバブル崩壊後の経済の停滞を打ち返そうと、東証マザーズができたり、ナスダックジャパンやアンビシャスといった新興市場が設立されて、今までは株式上場(IPO)なんてできなかったような創業したての若いITやバイオの会社が続々と上場していた頃でした。最近有名なZOZOTOWN然り今や球団を持っているDeNAなども上場していなかった頃です(上場前の南場さんの世にも素敵なプレゼンテーションも聞いたことがあります)。毎日、上場を目指している若いベンチャー企業を訪問し、社長やCFOにあたる人たちと事業計画や企業価値についての話をして、本当に上場できる確度があるかというものを評価して支援していくわけですが、なんとも皆さん目をキラキラ輝かせながら夢のような将来について自信満々に語るわけでして、そんな姿に日々こちらまで勇気をもらったものでした。そして、一人で会社を立ち上げて上場を視野に入れるくらいビジネスが成功している起業家というものは、なんというか、凡人には理解のし難い不世出な才能やため息の出るような魅力に包まれている人が多かったです。実際に、証券業界からは社長に惚れ込んでそのベンチャー企業に転職する人が多かったように思えます。まるで恋愛のようなもので、「あんな会社は止めておけ」と周りが言っても本人は一切言うことを聞かずに転職してしまうのです。スタッフの人たちも目つきの死んだ人は少なく、若いのもあり未だ安いお給料で朝から晩まで休みの日まで働いているのにとても生き生きとしていたように思えます。僕自身も日々が勉強で、刺激的で楽しく仕事をさせてもらっていました。※写真は当時の新卒採用パンフレットに乗ったときのものです(若いです!)

(でも・・・)

しかしながら、どうも、なぜか、起業家の気持ちというのがわからないのです。やったことがないから実感がない訳です。起業家に関する本を読んでも、起業家ご本人に話を聞いても、大学院で学問として起業家の研究をしても実感としての感覚がわからないのです。これは自分で独立して起業家になってみてはじめてわかるのではないかと思って、独立を考え始めたのが15年くらい前でした。しかしながら、凡才の僕には良いビジネスモデルは思い浮かばず、お金もなく、まして器量も才幹も無く、長らく過ごしてきたのですが、その間に恐ろしい事に人間というのは歳をとるのですね。したがって40歳という節目の年齢になったので、独立する事を決意しました。幸いにしてそれまでに色々な案件を通して金融マンとしてのスキルも少しは上がっていたのも決意を後押ししてくれました。ほぼ新規開拓からはじめてオーナー会社の1億ドルのM&Aの案件を獲得したり、泣きながら売上高数兆円のグローバル企業との取引などもさせてもらいました。証券会社の怖い上司や恐ろしい先輩たちには今感謝しかありません(当時は恨んでいましたが・・笑)。

(そして今)

そして、独立した今、これまでお会いしてきた起業家の人たちの偉大さや大変さが少しは分かるようになった気がします(諸先輩からはお前なんてまだまだだと言われるところかと思いますが、独立前との比較ですのでお許しください)。本当の意味で経営や事業にコミットするためにはSame Boatに乗っている仕組みがないといけないと思っていますし、世の中の流れでもSame Boat的な仕組みを作るために会社経営者に株式で報酬を支払うような考え方も上場会社ではメジャーになっています。これまでも金融マンとして起業家支援の仕事をしてきましたが、これからはもっと起業する人の心を理解したアドバイスができるのではないかと思います。頑張ります!

 

 

 

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