外国人の起業家の方への想い
わたしは社会人になってから長い間金融機関で企業の財務戦略や資金調達等のアドバイスをする仕事をしていました。私が金融の世界を辞めて外国人のイミグレーション・サービス(Immigration Law)の仕事を始めた理由は、国境と人種を越えた豊かな地域社会をつくりたいと思ったからです。さまざまな国や地域、人種の人々がともに共存し活躍できる社会を作り出すことが、イノベーションを起こし、この地域社会を活性化していけると思ったためです。
日本の新成人(20歳)の人口は、1994年の200万人から2018年は126万人まで減少し2025年には106万人にまで減ります。また企業で働く人に占める外国人人材の割合はわずか1.4%(2015年)にすぎず、イギリス・アメリカ・ドイツなどの他の先進諸国の1〜2割に比べてとても低い水準にあります。これは明らかに次世代人材の不足と国内消費力の低下、そして何よりもイノベーションを起こすための社会的活力が低下していることを意味しています。経済指標を毎日見ていた証券マンとして、なんとかしなければならないと思いました。
それらの課題は、この地域社会で国境や国籍を超えて外国人材が活躍していく仕組みを作ることで解決していく必要があります。そのために社会の安心安全を担保して日本人と外国人、そして企業や政府が恩恵を受けられるルールやシステムが必要です。それは私達が日々安心して車を走らせ、テクノロジーの恩恵を受けることができるための法律やルールがあるようにです。
私は、行政書士としての外国人の方への在留資格取得等イミグレーション手続きのみならず、投資銀行業務で培った事業計画書作成や資金調達のアレンジ、関係する政府関係当局との交渉等の金融マンとしての専門分野を活かして、「イミグレーション・サービス×財務コンサルティング」のハイブリッドなアプローチで積極的に外国人材の起業や就業を支援し、この社会と全ての人々に貢献して行きたいと思っています。
最後に、日本で活躍したい外国人の方は、誰一人として同じ人はおらず、ひとりひとりが今までの人生を背負って生きています。わたしは、バックグラウンドの異なるひとりひとりの方に寄り添ってともに走っていきたいと思っています。日本で活躍したい方、この思いにご賛同いただける方は是非ご相談ください。皆で手を取ってこの社会を豊かにして、次の世代の人たちへ引き継いで参りましょう。
コンチネンタル国際行政書士事務所
代表行政書士兼チーフ・コンサルタント
村井将一