証券マン流サバイバル術その1
(写真は27歳くらいの時の証券会社時代のものです。大変失礼しました。今41歳です。涙)
今日は私が証券マン時代に編み出したサバイバル術を書いてみます(笑)大した話ではありません。
私が証券会社で某大企業グループの担当をしていた時のことです。その会社には日本中の証券会社や外国の投資銀行が毎日通う激しい競争でした。企業のお客さんの方も証券会社たちにモテ慣れているので、顧客満足度を上げるためには、最もスピードが早く、クオリティが良いということが当然になります。
もちろん、スーパーマンではないので、そんなことは自分一人でできるわけはなく、個人の能力というよりは、チーム全体で、もっというと会社をあげての、「総力戦」になるわけです。特に競合他者は、第一線の優秀な人やエリートを投入しているので、僕みたいなFOOLISHなボンクラが勝てるわけもないのです。
そんな中で顧客担当者の私は、とにかくスピードが命なわけです。少しでも組織を動かすのが遅れるとビジネスが取れなくなるので、鬼軍曹みたいな上司や先輩に殺されます。本当に殺されるので、毎日が生きるか死ぬかかのです(笑)。戦争映画の塹壕に隠れながらドンパチと戦闘している最中のような感じです。
そこで考えたのが、、、、、、、、、
物理的なスキマ時間を空けておく
世界の大企業、数多くのBusiness transactionが日々あります。今日は何もないだろ?と思っても、なぜか絶対に毎日何かの事件が起こるのです(笑)とりあえず、証券会社に聞いておけという。。。。
そこで、1日の中で移動や顧客へのアポイント、社内ミーティングの間に、2、3箇所必ず30分ほどのスキマ時間をわざと、入れておくことにしました。
連続して予定を入れて身動きが取れなくなることはしません。午前中に1回、午後に2回くらい30分の空白の時間を入れておきます。例えば、13:00のアポイントが終わり、移動をして、14:30に次のアポイントが可能だったとしても、次は15:00としておくような感じです。
何かあった時に、その30分で電話をしたりメールをしたり、誰かに仕事を頼んだりできるからです。その30分で解決できなくても、次の30分のスキマ時間を使って、頼んでおいた仕事のレスポンスを受けたり、その続きができます。これで、ある程度以上のスピードでクライアントや問題に対処することができるようになります。
物理的に体が空かないから1日連絡が取れないということはありません。物理的に体が空かないからというのは、こちらの都合であって、相手やお客さんはそんなことは関係ありません。
というより、実際のところは、ちゃんとスピーディに対応できないと鬼軍曹みたいな上司に殺されるので、自分の身を守るために身につけたワザでもあります(笑)。
新幹線の中でぐっすり寝ているお客さんがたくさんいる中で、ヒア汗をかきながら、Blackberryを片手に仕事をしたものです。
今でも、それは役に立っています。
調べ物をしたり、官庁に電話をしたり、書類を作成したりする時間を確保したいのと、お客さんへのレスポンスのスピードを維持するために、わざとバッファを持たせて予定を組むようにしています。
入管にいても、近くのLOWSONのテラスで、公証役場への電子申請もしますし、移動中はでお客様にメールをしたり、人と会う時間調整をしたり、会食の店を予約したりとしています(iphoneを使っているのですが、メール打つのはやはり金融業界で使っていたBlackberryが最強です)。品川入管に行く都バスが結構揺れるので、都バスの中はなかなか難易度が高いですがやってます。
周りを見ると、SNS見たり、ゲームしたり、して楽しんでいる人が多いのですが、こんなせせこましいことをしているのは士農工商証券マンと言われた証券マンくらいではないでしょうか?
(Note:士農工商は日本の昔の身分制度で、士農工商のさらに下にある最下層が証券マンという、昔の身分制度を風刺した笑い話の意味です。悪い意味ではありません。)
次回は、他のサバイバル術をお伝えします!!!(笑)