座右の銘:慎独の精神
こんにちわ!MURAIです。今日は座右の銘について書きます。
座右の銘というと、多くの言葉を見聞きします。外国の方もその国の格言などがあって、それを座右の銘にしている人が沢山います。
私は、いくつかあるのですが、「慎独」です。
「慎独」とは、中国の古典『大学』『中庸』などに出てくる言葉で、「人のいないところでも身を慎み,人として正しいの道を守っていく」ことをいいます。
日本には、「誰も見ていなくても、お天道様が見ているぞ!」という言葉があります。キリスト教世界では、神と自分の関係なので、誰も見ていなくても神が見ているという考え方がありますが、似ているようなものだと思います。
「慎独」は、神様などが見ているかも別として、常に自らを律しなさいという考え方です。
起業家は、誰も自分を律してくれる人はいません。そして、極論を言うと、自分と意見の合わない人、付き合いたくないお客さんとは付き合わなくてもいいわけです。堕落した生活を送ることも自由です。その反面で、それらのリスクは全て自分に跳ね返ってきます。そのリスクは自分だけでなく自分に関係する家族や従業員、取引先にも波及します。
したがって、社長業の人はみな、自らを律していけないとなりません。
実戦における成功は社長の学識によるものではなく、大切なのは社長の能力です。そして、能力の根源とは人格です。学識は能力の一要素に過ぎません。
自分に厳しく、人には優しく。ん、難しい。