外国人による会社設立_外国人の氏名の表記方法
外国人による会社設立_外国人の氏名の表記方法
外国人が株式会社または合同会社を設立するときには、役員になる外国人の氏名の表記の仕方が問題になります。 会社設立では商号(会社の名称)は、ローマ字や、&(アンド)や.(カンマ)などの一部の記号が使用できます。 「John Smith株式会社」という会社名を登記することができます。 一方で、外国人の氏名はローマ字やハングル、簡体字・繁体字(一部例外的に使用できるものもある)は使用できません。会社登記に使用できる文字は漢字やひらがな、カタカナなどの日本文字になります。したがって、John Smithであれば「ジョン・スミス」と表記することになります。「Michael」のように読み方が違うものもありますので留意すべきです。例えば、「マイケル」「ミカエル」「ミハエル」「ミヒャエール」などです。Paulも「ポール」「パウル」「パウロ(聖書みたいですね)」「パブロ」などがありえます。 ハングルの場合、カタカナまたは漢字に引き直すことになります。「李」とするのか「イ・○○○○」とするのかです。簡体字や繁体字は日本語の正字に引き直します。一部の漢字はそのまま使えるものもありますが、対応する日本文字の正字とは異なる場合もあり注意が必要です。
ご参考:外国人による合同会社設立
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この記事を書いた人
村井将一(むらい まさかず) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(三菱UFJフィナンシャルグループと米モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャー)で企業の資金調達やM&Aなどのアドバイスを行う投資銀行業務に従事。在職中、現場業務に従事しながら従業員組合中央執行委員として職場内の外国人や女性の活躍などのダイバシティ推進、労務環境改善活動に従事。専門は外国人の在留資格手続きに関わるコンサルティング及び財務コンサルティング。
行政書士 東京都行政書士会港支部 副支部長
CFP(日本FP協会)
公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員
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