【外国人の会社設立】ビジネスモデル(事業の仕組み)
ビジネスモデル(事業の仕組み)
ビジネスモデル(Business Model)というのは、商売におけるヒト・モノ・カネの流れです。誰に何をどのように売るのか、その売るものは誰がどのようにして仕入れたり、作り出したりするのかということです。
多くの場合は、材料などを買ってきて(仕入れてきて)、製品やサービスなどを作って、それをお客さんに売って、お金をもらうという流れになりますが、商売の形態は様々であり、それぞれに異なるビジネスモデルになります。
商売の流れ(商流)のそれぞれに、ポイントがあります。
そして、事業計画書ではそのポイントについてかんたん明快に伝えることが必要です。
以下で簡単な事例を見てみましょう。
アラフィフ女性向けはちみつ化粧品の例
ここでは、アラフィフ(50歳前後の)女性向けの化粧品販売事業を例として記載しました(1分で即席で考えました・笑)。
項目は、①ターゲット顧客(なぜその層を狙うのか)、②商品(なぜその商品なのか)、③販売方法・ディールフロー、④価格戦略(従来の商品からスイッチしやすいか)、⑤仕入れ(コストを下げられるか)、⑥製造(コストや品質はどうか)などがポイントです。
もちろん、業種やビジネスモデルによって評価すべきポイントは変わってきます。
【ターゲット顧客】
・40代後半から50代女性(アラフィフ女性)
→日本で最も多い世代、現役で働く世代でもあり購買力も高い
【商品】
・ベトナム名産はちみつを使った美肌ローション(基礎化粧品)
→石田ゆり子世代、アンチエイジングニーズがとても強い
→ベトナム人女性の美肌、スリムなボディラインが一部口コミ・メディアで着目されている
【販売方法・ディールフロー】
・インターネット通販(自社サイト、楽天、アマゾン)
・TVショッピング
・SNS広告
・女性雑誌広告
→店舗を持たないことで経費削減
→スタートアップなので予算上「石田ゆり子」はCM起用できない
→一般人の「美魔女」を広告で使えないか検討
【価格戦略】
・3,000円(1ヶ月使用できる)
・50代女性の1月あたりの化粧品購入予算は8000円(20代女性の次に高い水準)
→彼女たちの予算の範囲内を維持しながらスイッチしやすい価格帯
【仕入れ】
・ベトナム南部のはちみつ農園と直売専属契約
→大量仕入れでコストを大幅にカット(利益率が高い)
【製造・開発】
・ベトナム現地の化粧品製造工場と提携
→日系企業取引が多く、低価格で品質が良いと評判の工場
コンチネンタルでは、日本の市場規模、日本んでの競合他社にどのようなプレーヤーがいるのかといった市場調査(個別調査)を、有料オプションにて受託しております。中国語、英語など母国語への翻訳も可能です。費用は対象とする業種やどこまで調査をするのか、また作業工数・翻訳費用の有無などに個別にお見積もりしますので、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
村井将一(むらい まさかず)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(三菱UFJフィナンシャルグループと米モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャー)で企業の資金調達やM&Aなどのアドバイスを行う投資銀行業務に従事。
在職中、現場業務に従事しながら従業員組合中央執行委員として職場内の外国人や女性の活躍などのダイバシティ推進、労務環境改善活動に従事。専門は外国人の在留資格手続きに関わるコンサルティング及び財務コンサルティング。
入国管理局申請取次行政書士・CFP(Certified Financial Planner)・日本証券アナリスト協会検定会員
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